毎朝憂鬱で、どうしても会社に行きたくない、休みたいと思っている人は意外に多いものです。仕事が自分に合わない、人間関係でつまずいている、などが主な理由ですが、それでも会社をサボるわけにはいきません。ではどんな対策をすればよいのでしょうか。

1.仕事以外に出社する目的を持つ

会社に行きたくない、と思っている人がやりがちなのは仮病と使って会社を休むことです。しかしながら、その結果気分は晴れるでしょうか?仮病で休んでも、どこにも遊びに行く気にはなれず、夜が近づいてくると、翌日の仕事を考えてまた憂鬱になるのです。そして、余計に追い詰められてしまいます。

会社に行ってしまえば意外になんとかしのげるものです。ただ、「仕事をするために会社に行く」のが辛いので、会社に行く理由を変えてみましょう。

たとえば

  • 「今日は社食で思い切って一番高いステーキ定食を食べる」
  • 「運動のためにオフィスのある10階まで階段で上がる」
  • 「会社の帰りにCDショップに寄って、お気に入りのアーティストのアルバムを買う」

などです。

「会社・仕事・出社」が頭の中にループし始めると、ベッドからでることもできなくなります。できる社員と思われようという気持ちは捨てて、「外出のついでに会社がある」というような考え方を持てば、会社に足が向きやすくなります。

2.異動を申し出てみる

人間関係がストレスとなっていて会社に行きたくないときは、先ほどの方法では難しいかもしれません。デスクに座ることを考えるだけで吐き気を覚えたりするのなら、そのまま仕事を続けていては精神的に病んでしまうかもしれません。

そんなときは、思い切って人事異動を申し出ましょう。我慢して働いて病気になってからでは遅いのです。上司に言いにくいケースがほとんどだと思うので、人事部に掛け合えましょう。上司や同僚からいい顔はされないかもしれませんが、自分の身を守ることが先決です。

降格を条件に人事異動になることもあります。しかしながら、会社に行くのがつらいくらいにまで追い詰められているのですから、ポジションはこの際捨てるべきです。昇進のチャンスは何度でも訪れます。

3.他の仕事も検討してみる

ネガティブな気持ちで働いていると、自分にとってプラスになることはほとんどありません。スキルも身に就かず、自分にとって一番大切な「時間」を無駄にしてしまいます。

そんなときは、自分の強み、弱みを検討してみて、果たして今の仕事に自分が合っているか検証してみるのも手です。どんな環境なら自分は前向きに働けるのかを、一度立ち止まり考えてみるのです。

自分の能力、強みが分かれば、たとえ今の会社を辞めることになっても、自分に合う仕事はまだあると思えるので、心の重しが取れます。「絶対に辞められない」と思うから、逆に会社に行きたくないと思う側面もあるのです。

まとめ

転職は目的ではなく結果です。一番の目的は自分を活かして前向きに仕事をすることなのです。今の環境で改善できるところは改善するのがまず先決です。そして、どうしても改善できないなら、今の仕事に自分はフィットしていないから結果的に転職という選択肢も考えておいた方が良いのです。

せっかく就職したのに、とか、次の仕事に就けなかったらどうしよう、という不安は誰にでもあります。しかしながら、終身雇用制はとっくに崩壊していて、転職するのは当たり前の時代です。自分を活かすために、転職は決してタブーな選択ではありません。